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月経痛(2)
月経痛とは、女性としての機能がちゃんと働いている証として、上手に付き合いたいものです。
月経中は心も体もブルー。ふだんより、睡眠をたっぷりとりましょう。月経痛が激しい時には、楽な姿勢で睡眠をとるのが一番です。横向きに寝て、お腹にクッションを抱えるようにすると楽になる、という人が多いようです。
とにかく、月経中は無理をせずに、リラックス。血行を妨げるようなキツイ服装はやめましょう。薄着や冷たいものの取りすぎも、禁物です。月経時の基礎体温は低温期で、体が冷えて血行が悪くなっているところに、さらに体を冷やせば、痛みを強く感じやすくなるからです。
温かい下着を身に着けたり、冬なら使い捨てカイロなどで、おなかや腰を温めると、楽になります。足浴で下半身を温めるのも、痛みを和らげる良案です。
残念ながら、月経痛を軽くする食品はありません。ふだんから、バランスのよい食事を取るように心掛け、血液となる食べ物を意識して取るのもよいでしょう。
血行をよくするビタミンE、月経血を抑える働きをするマンガン、貧血に効く鉄分にビタミンCをプラスして、鉄分の吸収率を高めましょう。
ビタミンEを多く含む食品は、アーモンド、ごま、かぼちゃ、サフランなど。マンガンを多く含む食品は、アーモンド、ほうれん草、アサリなど。鉄分を多く含む食品は、干しえび、海苔、昆布、ひじき、レバー、卵黄、にんにく、ごまなど。ビタミンCを多く含む食品は、緑黄色野菜、果物、緑茶などです。
また、便秘や排便痛といった症状がある人は、食物繊維を取りましょう。辛いものやアルコールは、痛みが強くなることもあるので、控えめに。
ストレスをためないことも大切。入浴、アロマ、好きな音楽を聴くなど、自分に適したリラックス方法を見付けましょう。適度な運動やストレッチを行って、気分転換をはかるのもよいでしょう。骨盤の血液の流れをよくするので、痛みも和らぎます。
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