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紫イペ
紫イぺとは、ブラジルのアマゾン川流域に自生し、赤紫色の花をつける広葉樹。高さ30~40メートルにもなる直径60センチ以上の巨木で、タヒボとも呼ばれています。
紫イペの木には強い殺菌力があり、虫が寄りつかず、カビやコケですら生えないという特徴を持っています。樹皮に優れた薬効があり、インディオの先住民達から「神からの恵みの木」 と呼ばれ、飲まれてきました。
インド独立運動の指導者であるガンジーも、30年もの間、紫イペの樹皮のお茶を飲んでヨガを行ったといわれています。
現在でも、紫イペは広大なブラジル全土の中でもアマゾンの原生林にしか植生せず、人工栽培はできないため貴重で限られた樹木とされています。
樹脂抽出液には、ラパコールという成分が含まれており、抗菌、抗炎症、抗ウィルス効果などがあるとされます。また、免疫を高め、抗がん効果もあるとされています。
日本の健康食品などでは、紫イペ茶、イペ茶、タヒボ茶などとして活用されています。
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