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味覚障害

味覚障害とは、食べ物の味を感じなくなったり、何を食べても嫌な味になったり、甘いものを苦く感じたりといった、舌に感じる味覚の障害を指します。

人間の味覚には塩味、甘味、苦味、酸味の四つの基本的な要素があり、それぞれの刺激に対して、より反応しやすい味蕾(みらい)が、舌の表面の乳頭内に存在します。味蕾が刺激されると、延髄、間脳を経由して大脳の側頭葉味覚中枢に味覚が伝達され、私たちは味を感じています。

味蕾では絶えず新しい感覚細胞が作られ、この感覚細胞は新陳代謝を繰り返し行うことで、味覚を正常に保っています。新陳代謝がうまくいかなかったり、大脳への伝達経路が障害されると、味覚障害が起きます。

新陳代謝に必要な酵素を作り出すために必要なのは、ミネラルの一種である亜鉛。亜鉛の摂取が不足すると、新陳代謝が滞って新しい感覚細胞が作られにくくなります。

貧血、肝不全、糖尿病などの疾患や低亜鉛血症、薬物の副作用などで生じるほか、喫煙や舌の乾燥が原因となることもあります。中でも、亜鉛不足の原因で最も多いのは、薬物による副作用です。疑わしい時は、服用している薬について医師に相談してみましょう。

医師の側では、舌の上に甘味(砂糖)、酸味(レモン汁)、塩味(塩)、苦味(アスピリン、キニーネ、アロエなど)の4種類を乗せて味覚検査をするほか、正確には電気味覚計を用います。

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