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光トポグラフィー検査

光トポグラフィー検査とは、脳の血流量の変化を測定し、うつ病などの診断の補助とする画像検査。2009年4月に、厚生労働省の「先進医療」に認定されています。

光トポグラフィー検査では、赤外線よりもやや波長が短い近赤外光(きんせきがいこう)という光が使われます。この光を頭蓋内に照射して、反射してくる光を計測し、頭皮から3センチほど内側にある大脳皮質の血液のヘモグロビン量の変化を読み取ります。これで脳の活動状況を数値化して、その波形をリアルタイムで画像化します。

この近赤外光は、銀行ATMなどで手のひらや指の静脈パターンを読み取る生体認証にも使われている安全な光。皮膚や骨は通り抜けるものの、血流中のヘモグロビンには吸収されるという特徴があり、これを利用しているわけです。

画像化した波形は、うつ病では減衰し、双極性障害(躁うつ病)では遅延し、統合失調症では非効率化している典型的なパターンが見られることから、これらの病気の鑑別診断に役立ちます。

うつ病などの精神疾患の診断は、臨床症状と病歴に基づく医師の問診で行われており、その診断に有用な臨床検査は現在のところ実用化されていません。これを補助する客観的な指標になるとして、光トポグラフィー検査が注目されています。

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