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健康運動実践指導者

健康運動実践指導者とは、健康づくりのための運動の実技指導者に与えられる民間資格。財団法人「健康・体力づくり事業財団」が認定しています。

健康運動実践指導者の具体的な指導内容は、生活習慣病の予防や健康維持・増進のために、医学や運動生理学の知識に基づいて、個人の体力に合った安全かつ効果的な運動を行うための運動プログラムに基づき、ジョギング、水中運動、エアロビック・ダンス、ストレッチング、筋力・筋持久力トレーニングといった補強運動の実践指導です。

健康運動実践指導者の養成は、厚生大臣(のちに厚生労働大臣)の認定事業として1988年に始まりましたが、2006年からは健康・体力づくり事業財団の独自事業として継続して実施されています。

同財団が認定するもう一つの資格で、運動プログラムの作成を担当する健康運動指導士に比べて、健康運動実践指導者は指導技術に重点が置かれているため、実技が重要視されています。

健康運動実践指導者の資格を得るには、健康運動実践指導者養成講習会を受講するか、健康運動実践指導者養成校の養成講座を修了し、認定試験に合格した上で、健康運動実践指導者台帳に登録されなければなりません。

養成講習会の受講資格は、体育会系の短期大学や専修学校卒業生、もしくは3年以上の実務経験者など。合格率は約80%。登録の有効期間は5年間で、所定の講習を受講することで更新できます。

健康運動実践指導者には、運動の実践指導の知識や技術のほか、医学的な基礎知識、運動生理学の知識なども求められます。

資格取得後は、健康増進センターや保健所、病院、老人福祉施設、介護保険施設や介護予防事業、フィットネスクラブ(スポーツクラブ)やアスレチッククラブなどの民間健康増進施設、企業の健康管理部門などで活動できます。

平成22年1月時点で、健康運動実践指導者として健康・体力づくり事業財団に登録されている人は、全国で2万5503人で、内訳は女性1万5201人、男性1万0302人。

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【健康実用辞典】

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