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イチョウ葉エキス
イチョウ葉エキスとは、イチョウの葉を乾燥させて、水やエタノールに浸して成分を抽出したもの。ドイツで開発されました。
記憶力の減退を改善するなど脳の老化防止に効果があるとされ、ドイツとフランスの研究で、脳血管障害の改善効果が確かめられいます。両国を始めとして、イタリア、スイス、オーストリア、台湾、韓国などで医薬品として使われています。
日本でも注目されるようになったのは、アメリカの医療関係者によって老人性認知症やアルツハイマー病に有効であるとの報告が行われた1998年以降。
イチョウ葉エキスには、ケルセチン、ルチンなど30種類以上のフラボノイド類と、ギンコライド、ビロバライドなどのテルペノイド類が含まれています。
フラボノイド類には、末しょう血管の拡張作用や抗酸化作用が認められています。ギンコライドはイチョウ葉特有の成分で、血小板活性化因子の働きを阻害し、脳の血流量の増加、老廃物の排出を促進する作用があり、老人性認知症に有効であることが認められています。
日本では、イチョウ葉エキスは医薬品としてではなく、サプリメントとして流通し、食後に飲むと吸収がよくなります。
ただし、イチョウ葉のお茶には、イチョウ葉に含まれるアレルゲン物質が除去されていないため、イチョウに触れるとかぶれるなどのアレルギーがある人は注意しなければなりません。
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