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ライム病

海外の草原や、やぶを歩いた際に、ボレリアという病原微生物を保有するマダニに刺されて、発症する全身性スピロヘータ感染症です。ヨーロッパで感染すると皮膚症状が、北アメリカで感染すると関節炎の症状が、目立ちます。

症状としては、数日~数週のうちにマダニに刺された部位からしだいに遠心状に、輪状の赤いみみず張れが拡大していきます。やがて、ボレリアが血液によって全身に運ばれ、発熱、筋肉痛、関節痛に引き続いて髄膜炎、顔面神経まひ、脳炎、心筋炎などを起こします。

治療にはペニシリン系、テトラサイクリン系の抗生物質が有効で、近年はセフェム系抗生物質も用いられています。

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