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神経性過食症

神経性過食症とは、神経性の摂食障害の一つで、食欲が異常に増し必要以上に食べる病気です。神経性大食症、過食症とも呼びます。

過食は気晴らし食いから発展し、過食症のみを呈することもあります。多くはやせるためのダイエットの反動から発展し、神経性食欲不振症の部分症状としてみられる過食症です。

過食してしまった自分に強い嫌悪感を覚え、翌日からまた厳しい食事制限をしますが、朝食、昼食は何とかコントロールできても、夜になると食欲に抵抗できず過食してしまうという、悪循環に陥る傾向が認められます。

拒食と過食、嘔吐(おうと)を繰り返すケースもあります。一度に大量を食べ、ほとんどの場合、自分の指を喉(のど)に入れて自己嘔吐をします。頻繁に行うと、手の甲の歯が当たる個所に吐きだこができます。

人格障害が背景にあるケースもあり、難治性なので、入院治療が原則となります。精神療法、行動療法を気長に行い、人間的な成熟を図ったり、悩みを解決したり、食に関する片寄った習慣や考え方を徐々に是正していくことが大切です。

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